業務改善助成金とは
業務改善助成金は、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)を30円以上引き上げ、生産性向上に資する設備投資等を行った場合に、その設備投資等にかかった費用の一部を助成する制度です。
※ 事業場内最低賃金の引き上げ計画と設備投資等の計画を立てて申請いただき、交付決定後に計画どおりに事業を進め、事業の結果を報告いただくことにより、設備投資等にかかった費用の一部が助成金として支給されます。
<事業場内最低賃金とは?>
事業場で最も低い時間給を指します。(ただし、業務改善助成金では、雇入れ後6か月を経過した労働者の事業場内最低賃金を引き上げていただく必要があります。)事業場内最低賃金の計算方法は、地域別最低賃金(国が例年10月以降に改定する都道府県単位の最低賃金額)と同様、最低賃金法第4条及び最低賃金法施行規則第1条又は第2条の規定に基づいて算定されます。
対 象事業 者・ 申 請の単位
• 中小企業・小規模事業者であること(大企業と密接な関係を有する企業(みなし大企業)でないこと)
• 事業場内最低賃金と地域別最低賃金の差額が50円以内であること
• 解雇、賃金引き下げなどの不交付事由がないこと
以上の要件を満たした事業者は、事業場内最低賃金の引き上げ計画と設備投資等の計画を立て、(工場や事務所などの労働者がいる)事業場ごとに申請いただきます。
助成上限額
※ 10人以上の上限額区分は、特例事業者が、10人以上の労働者の賃金を引き上げる場合に対象になります。
助成率
業種ごとの対象となり得る機器・設備の種類
POSレジシステムの導入:在庫管理や会計処理の効率化
リフト付き特殊車両の導入:送迎時間の短縮
顧客管理情報のシステム化:顧客対応の迅速化
店舗改装による配膳時間の短縮:作業動線の改善
生産ラインの自動化機器導入:作業効率の向上
品質管理システムの導入:製品の品質向上と不良品削減
在庫管理システムの導入:在庫の最適化
電子棚札の導入:価格表示の自動化
セルフレジの導入:会計業務の効率化
在庫管理システムの導入:在庫状況のリアルタイム把握
配車管理システムの導入:配送ルートの最適化
デジタルタコグラフの導入:運行管理の効率化
車両の燃費改善装置の導入:燃料コストの削減
電子カルテシステムの導入:診療情報の共有と管理の効率化
介護記録ソフトの導入:介護業務の記録と情報共有の効率化
移乗支援機器の導入:介護作業の負担軽減
業務管理ソフトの導入:業務の進捗管理やタスク管理の効率化
クラウド型会計ソフトの導入:経理業務の効率化
オンライン会議システムの導入:遠隔地とのコミュニケーションの円滑化
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